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悲しみが魂を喰い潰そうとしている。

詩ときどき独り言
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毎夏行っていたニセコに、今年は行けなかった。

もう9月か。

あの美しく、美味しいものが豊富で、無農薬の野菜があっちこっちで手に入る、温泉が最高で、景色が最高で、夏はオフシーズンだから客も少ない、最高の避暑地、ニセコ。


倶知安、ニセコに行けなかったんだ、今年は。

羊蹄山の見えるうどん屋。何度も並んで食べた蕎麦屋。

最高にうまい水。羊蹄山から流れる水で作られる、数々の野菜、その素材で作られる、最高の料理。

もう二度と行けないだろう。

そんなことを、都内のラッシュアワーを抜け、郊外の駅を降りて、ふと思った。

一人で旅してみようか。

いや、無理だよ。

いつもあの人が運転してくれたんだ。

どこに行くか、どんな場所をまわるか、ぜんぶ企画して。


最高のチーズを買って、オーガニックのジンジャーエール、

無添加の天然酵母のパン、マフィン、

車の中で分け合って食べながら、ドライブしたっけ。

マフィンを私がぜんぶ食べちゃって、けんかになったこともあったな。

夜、ニセコのホテルに向かう車のガソリンがなくなりそうで、スタンドはどこも開いてない、

あのときは、ひやひやしたなぁ。

ふと、ホテルのエレベーターで私がなにかの不満をぶちまけて、えらく睨まれたことを思い出した。

愛している人にはさ、いくら腹がたってもさ、あんな目で睨んだりはしないよな。

ばかだな。

気づけばよかったんだ。

私がなにも言わずにトイレに行ってたことに怒って、私の顔に向かって、思い切り舌打ちされたこともあったっけ。

なんだったんだろうな。この5年。いや、7年か、8年か。

だまされたのかな。

巧妙な詐欺だったのか。

だけどさ、楽しかったんだ、ニセコ。

札幌に帰る途中で、毎回立ち寄る洞爺湖のお風呂も。

最高だったんだ。

たくさんの思い出を、一緒につくった。

美味しいものを、景色を、シェアした。

どうあれ、喧嘩をしたのであれ、しなかったのであれ、

もう会わない。

会えるはずがない。

少なくとも。

私からは連絡もできない。

今日は帰ってきて、1時間ほど座って泣いた。

悲しみが魂を喰い潰そうとしている。

そんなふうに思えるほど。

完全に持ち直したと思われた我が魂も、もはやこれまでかと思うほどに。

死を意識した。希死念慮というやつか。死ぬまでに何がしたいか?そんな自問をしながら、立ち上がる気力はなかった。

冷蔵庫には何もない。二拠点生活で、マンションに戻ってきたばかりで、食べ物が入っていない。

何度か出かけようとしたが、バックを持ったり落としたり。

何も買わなくていいから、気分転換に外に出ようと自分を励まし、這うようにしてスーパーに行った。

彼とドライブで何度か通った北のとある土地のミニトマトを買いました。

ミニトマトなんてさ。

思い出すじゃん。

ミニトマトのいろんな種類を買ってさ。ホテルの部屋で何パックも、食べ比べしたっけ。

あの人の大好物だった。

今日はこんなだから、買いたくなかったけどさ。

私もミニトマトは大好きなんだ。

私たちはだいたい同じ食べものが好きだった。

以上、カート・ヴォネガットのローズウォーターを読んでいるので、神経に意識がフォーカスしてしまい、鬱っぽい日記になりました。

鬱っぽい日は、生の野菜を意識して食べることにしようと思います。火を通さなくても食べられる、野菜や果物を生でひたすら食べるといいらしいです、精神科医の体験記を読みました。

次の目標は、日の出と共に起きることです。これまた究極の健康法の一つです。このことにより癌や病気が治った人を少なくとも3人知っています。

もちろん、その場合は、早い時間に寝なければなりません。

それでは、今日はこのへんで。

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