甲野善紀先生の動画

甲野善紀

個人的備忘録です。PR記事ではありません。

甲野先生の動画は、どれも興味深いが、こちらはいわゆる神回かと思うほど、何度も観たい動画なので、リンクを貼っておきます。

1分30秒あたり 座り技一教について

2分20秒あたり 甲野先生「それでも崩せてこそ技でしょう」

本気でやってくる素人に対して、いまの合気道の技は対応できるか、といった話がこの辺でありました。

これについては、私も合気道を教えている友人たちと話をしたことがありました。ここに疑問を持って日々稽古を重ねてきた友人たちは、ある段階で、それまで所属していた団体を抜け(あるいは、抜けざるを得なくなり)、たゆまぬ研究を続け、独自の道を歩き続けています。

5分ちょっと前から 抜刀について

6分30秒あたり 甲野先生「抑えようがないから崩れる」

その後、6分45秒あたり「小手返し」

これは動画を観ただけでは、どうやっているのかよくわかりませんでした。いつかどこかで質問してみたい項目として、メモしておきたいと思います。

そもそもの小手返しがどんなものかもよくわかっていないので、勉強必至です。

8分30秒あたり 柔道への対応

「手の裏持ち」「裏崩し」「突きの合う間」という、さまざまな言葉が飛び出し(武道に真面目に取り組んだことのない私は聞いたことがなかったです)、

甲野先生から、いわゆる見えない突きが繰り出され、「起こりを消している」という言葉が発せられます。

11分あたり レスリングタックルへの対応

高速タックルもかけられない、甲野先生の動き。

甲野先生「体重の重さがかかったまま、後ろに下がっている」「体に浮きがかかっているからできる」

これまた、どうやってそれができるのか、何度観ても真似できるとは思えない動き。

「体に浮きがかかる」とは。

これもいつか教えを請いたい動きのひとつです。

この映像の中でも話されていますが、アスリートの方でも、あとで映像を観て「わかんねぇな」というレベルの動きらしいです。私のようなど素人がわかるはずもありません。

15分50秒ごろ、『神技の系譜』という本の話が出てきます。

神技の系譜 - 日貿出版社
美術技法書・趣味実用書を刊行する出版社の公式ホームページです。

17分ごろ 「虎拉ぎ(とらひしぎ)」「火焔(かえん)」について

「虎拉ぎ(とらひしぎ)」は甲野先生の別の動画で知りました。

あるとき思い出して、これをやりながら階段を登ったところ、背中に羽が生えたようにスイスイ登れてしまいびっくりしました。

「火焔(かえん)」というのは知らなかったので、今後の自分への宿題にします。

その後、「ブラジリアン柔術への対応」についての話があります。

18分ごろ、先生があまり評価していないという「片手持ち四方投げ」についての話。

小手返し、二か条、三か条、肘固めについて。

それから、19分ごろ相手に応じて「流動的にすべき」という話。「状況に応じて自在に変える」

20分30秒ごろ、うつ伏せで押さえるのも賛成ではないという甲野先生。その理由も話されています。

21分20秒ごろ、「武術としての時代に対応するというのは本当に失われている」との思いを吐露される甲野先生。

22分ごろ、「当てを入れて隙を入れて」についての話。

23分ごろ、「本当に熱心な人が質問してくるのに答えられないのはまずいでしょう」

たしかに。私も道場で、見学にきた方が熱心に、こうやったらどう対応するんだという質問をしている場面に遭遇したことがあります。そのときの師匠は素直に、それらに対して確実に対応できる技がないことにある種のショックを隠せない様子でした。しかし師匠はそういったこともあるから、日々怠らず研究を続けているのだと感じました。

こちらのYouTubeチャンネルの塩田将大先生は、合気道の達人とも神とも称される塩田剛三先生のお孫さんだそうです。

それにしてもこの動画は勉強になりました。この動画を公開してくださった塩田将大先生にも感謝いたします。

追記:パート2の動画を見つけました。

(動画タイトル)その2【合気道×古武術】塩田将大、古武術から身体の使い方を考える!甲野善紀先生

と思ったら、第三弾もありました。

第3弾【古武術×合気道】塩田将大・身体の使い方のヒントを学ぶ/甲野善紀先生

これまた興味深いお話が聞けました。影観法について。そして、「人は人の心を読める」、「武術は演劇に近い」というお話。うまい教師は「生徒に発見させる」というお話。

塩田剛三先生の動画もたくさんあると思いますが、最初に映像で動くお姿を拝見したのはこちらでした。

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