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【少女漫画(+大人女子向け漫画もちょこっと)】あの頃を振り返って厳選してみた

読む(本のことなど)
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軽い風邪で一日閉じこもり、語学の勉強もまったくはかどらず、出来ることといえば、ネット漫画を読むことだけ。

そんな一日を過ごしました。だんだんと体調が回復するにつれ、集中して読み込んでみたり、笑ったり泣いたり。

いやぁ、漫画って、素晴らしいですね。

漫画の世界に没頭して、ぼぅーっとした頭のまま半日ほど過ごしていたら、うっかり風邪の薬を多めに飲んでしまい(1回飲めばいいのに、2回も飲んでしまった)汗

ふだん薬なんか飲まない医者いらずの私はちょっと、やったことのないオーバードーズをしてしまった気分です。

本当に、なんでもっともっと、若いころに漫画を読まなかったんだ。と、後悔しております。

非常に後悔しております。

こんなに上質な漫画がたくさんあるのに。

くだらない授業なんか受けてる場合じゃなかった。

いや、せめて

放課後のお勉強さぼってでも漫画読めばよかった。

まあ、でも。

いまだからこそ、深くわかる感情っていうのもありますね。

昔読んだけど、いま読み返して、思い出すシーンもあり、完全に忘れているシーンもあるように。

いま読めば、あのころ読んだのとは、おそらく違う感情が伴う。

少女のころは少女なりに、大人になれば大人なりに、

年齢を問わず、親子でも楽しめる、それが少女漫画なのです(言い切るなって)

ともかくですね。

下手な小説(といっては悪いですが)よりも、プロットが作りこまれていて、すごい上手い!と思う漫画にあたると、うわぁ、いい漫画と出会ってしまったなぁと思い、最初からストーリーに惹き込まれて、時間の経つのも忘れて読めてしまいます。

ただ残念なことに、私が読んでもすぐに忘れてしまう性質なので、備忘録として、どの漫画が良かったのか、書いておくことにしました。(タイトルすら忘れてしまうので、あとで思い出すためにも)

以下、作家別に。(後述しますが、星マークのついた作品は、めちゃコミックで読みました。)

芦原 妃名子(あしはら ひなこ) 

☆砂時計

これはまさかのまさかで、すごく良かったです。せつなくて、おもしろくて、めちゃめちゃ泣けました。感情の振り幅がすごい。

登場人物それぞれの人生模様や感情がストーリーによく描かれていると思います。

それぞれが濃い人生を(あるいは苦い人生を)味わっていて、それでいて、全体の雰囲気は、明るい。登場人物の描き方がとっ散らかることなく、ひとつの砂時計というキーワード(物)を軸に、うまくまとめられているなと思いました。(まだ最後まで読めていませんので、途中レビューです)

☆Bread & Butter

この作品は、芦原先生の作品の中でも、比較的軽いタッチのストーリーだと思います。どちらかといえば、「砂時計」や「Piece」といったティーンが主人公の作品のほうが、ヘビーです。

「Bread&Butter」は、婚活中の女性がいきなり変わり者のパン屋さんとくっつく話ですが、主人公のセリフのところどころで、その動く感情に共感し、この作品が好きになりました。

これがきっかけで、芦原先生のほかの作品も読んでみようとおもったのです。

☆セクシー田中さん

おもしろいタイトルですが、アダルト・エロ系ではないです。

まだ最初の方しか読んでいないのですが、社会人になって合コンばかりしている女性が、会社の冴えない先輩、アラフォー女性の田中さんのスタイルをみて、「ぜったい何かしている」と思い、気になり始めていたところ、ベリーダンスをしていることがわかり、・・・という展開です。(いや、これだけじゃ伝わらないと思いますが)

これも、けっこう軽い気持ちで読めると思います。結婚、仕事、年齢、夢などなどで、揺れる女性たちの心の動きがとてもよく描かれていると思います。

芦原先生という作家さんは、いままで私はたぶん一度も読んだことがなくて(だってほら、学生時代って、友達の持ってるのを回し読みしてたじゃないですか、だからその、良い作家さんの作品も、持ってる人がいないと、なかなか出会う機会が・・・ごにょごにょ)

それがですね、けっこうな大人になって読んだいま、すごく好きな作家さんになりました。

物語はけっこう、ダークな展開からはじまったりするんですよ。(それもまた好きなところです)

お母さんが自○したりとか、クラスメートが病気で亡くなったりとか。

それで、その後の展開も、これまたヘビーな出来事やヘビーな真相がいろいろあったりするんですよ。

なのに、物語全体の雰囲気が暗くならない。(と私は感じました)

とくに、特筆すべきは、下記の作品だと思います。

☆Piece

これはけっこう、ヘビーです。(と私は感じました。まだ読んでいる途中です)

そしてこれはもう、「砂時計」にならぶ傑作といっていいと思います。(どっちも途中までしか読んでませんが)

Pieceのストーリーのインパクトが凄すぎて、どうしても先が気になり、ネタバレをすこし読んでしまいましたが(賛否両論ってところでしょうか)、結末がどうあれ、もう充分、傑作といっていいと思いました。

なんなんですかね、この描き方は。すごいです。

いくつかの作品を並行して読んでいて、こう思いました。

私が日々それほど気に留めず、泣いたり笑ったりごまかしたりしながら、それとなくやり過ごして、とりこぼしてきた感情のひとつひとつを、丁寧に掬いあげられる作家さんだなと。

とくに10代の感情の描き方が、卓越していると思います。

それで、そのときの感情って、大人になると、いつのまにかどこかにしまわれているのだけど、無くしているわけでもないから、じわじわと、心の奥に、深く、入り込んでくるんですよね。

この作品の登場人物たちの、それぞれの感情が。

それでもう、読み始めると続きが気になって、作品にハマることになるのです。

さてお次の作家さんはこちら。

矢沢あい(やざわ あい)

矢沢先生は私の学生時代、最も有名な漫画家さんの一人だったのではないでしょうか。

☆天使なんかじゃない

とくにこの作品は、私は何度も読んだはず。なのに、細かいシーンをぜんぜん覚えていないので、あらたな気持ちで楽しく読めました。

「ご近所物語」や、映画化された「NANA」なども、めちゃコミックで少し読めました。

矢沢先生の書く女の子は、みんなすっごく、おしゃれさんですね。描かれている服装を見ると、ぜんぜん昔っぽくなくて、いまの服で、こんなのあったらいいのになぁ、と思うような洋服ばかりです。

いくえみ綾(いくえみ りょう)

☆I Love Her(アイ・ラブ・ハー)

このタイトル、いっつもなんだったか思い出せなくなるんですよね。(英語だからか・・・)

でも、一度読んだら忘れられなくなる、せつないストーリー。(いや、細かい部分はすっかり忘れちゃうので、もう一回読んだのですが)

何度読んでも、面白いです。

あぁ、あの、先生と生徒のやつ、なんだっけ、もう一回読みたい!と、秋の夜長に、ふいに思い出しちゃうような作品です。

これをもう一度読み返して、あぁ、北海道が舞台だったんだなぁ、と気づきました。

ちょっと気になって調べてみたら、作家さんが北海道のご出身なのですね。

それで、冬があんなに寒そうなのか。

電車で4時間の遠距離恋愛っていうのが、あの土地が舞台だから出来た設定だったのだなぁと。ここ数年かけて、北海道を端から端まで旅をしてきたので、ようやく舞台が色彩を帯びてみえてきたように思います。

そして、いくえみ先生のほかの作品も読んでみようと思い、たどり着いたのが下記の作品。

☆おやすみカラスまた来てね。

これまた、ちょっとしか読めてないのですが、始まり方が面白いし、主人公が面白いし、軽い気持ちで読めますね。ヘビーな恋愛ものではない(と、今のところ思います)。なので、あまり泣ける作品とかではないと思いますが、バーテンダーの男性が主人公なので、お酒の好きな方も楽しめそうな作品です。

同じくめちゃコミックで読める、いくえみ先生の「あなたのことはそれほど」は、30代女性の不倫の話ですが、恋愛っぽいものが読みたい大人女子向けかなと思いました。

少女漫画って、いまでもあるんですかね。(調べてみたら、あるようですね)

最初、漫画を読み始めたのは、よく表示される広告でどうしても気になる漫画があり、めちゃコミックに登録したのがきかっけでした。

その漫画はもう途中でやめてしまいましたが、意外と有名な作者の作品も読めるのだなと知り、少しずついろいろな作品を読んでいたのです。

その中でも、毎日1話ずつ読める無料作品があり、無料で読めるのは途中までなのですが、それでも、いくつもの作品が読めるのが楽しくて、毎日読める時間がくるのが楽しみでした(今も)。

最近になってわかったのですが、無料の表示にプラスマークがあると、1日2回更新されるので、1日に2話読めるんです。

はやく言ってよ〜、と思いました。説明をよく読んでいなかっただけですが笑

めちゃコミックで見つけたファンタジーものですが、「針子の乙女」は、途中まで読んで、なかなか面白かったです。

ユイが蜘蛛の魔法で紡いでいくドレスの絵が、センス良くて、美しかったです。無料部分しか読んでないけど、続きは小説で読んでみてもいいかなと思ったくらい、面白かったです。

まだまだ秋ははじまったばかり。面白い作品と出会いたいと思います。

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