またまた好きな歌い手をみつけたので、備忘録として書いておきたい。
最初に観たのはこちらでした。
Fly Me to the Moon
何気なく観た動画でしたが、この歌い方に、心をつかまれました。
私は全然存じ上げなかったですが、調べてみると、来日したこともあるそうで。世界的に著名な歌手でした。
詳しいプロフィールについては、Angelina Jordan、または、アンジェリーナ・ジョーダンで検索するとたくさん出てくるので端折りますが、日本にもルーツをお持ちの方です。
動画はたくさんありますが、選曲がとても好き。
Back To Black
これを聴いたとき、これこれ!と思いました。“Back To Black”は、最近好きになったAmy Winehouseの曲。よく聴いてみたら、歌詞が違う。オリジナルとまったく異なる歌詞で歌っていました。Angelina Jordanに合うようにアレンジされたのでしょうか。
下のインスタグラムのリンクは、街で突然歌い出すアンジーの動画です。最近、このような投稿が増えているようで、複数の音楽家の同じコンセプトの動画を見かけます。おそらく打ち合わせ済みのパフォーマンスだと思いますが、個人的には楽しくて、元気をもらえる気がします。
Wiki情報ですが、彼女が裸足で歌うのにも理由があるそうです。このInstagramの映像でも靴を脱いでいます。よく見ると、Got Talentのときも、靴を履いてないですね。Liveなどでは、長いドレスで足は隠れていますが、たぶん歌うときは靴を履いていないのではと思います。
Cheek To Cheek
こちらのショート動画の歌い方もすごい。
“Cheek To Cheek”という曲です。Ella Fitzgerald と Louis Armstrongのバージョンとは歌い方がかなり違います。
もともとは、“Top Hat”というミュージカル映画の中でFred Astaireに歌われた曲です。
I Put A Spell On You
それから、下の動画、”I Put A Spell On You”。この最初のリズムをとるときの仕草と歌い出し、最高に好きかも。
この曲のオリジナルは、たぶんこちらだと思いますが、ずいぶんと違う雰囲気です。
この原曲を歌ったScreamin’ Jay Hawkins(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)については、詳しい記事をみつけました。
URL:
http://www.mossfad.jp/soul/Art_ScreaminJ.html
私はこの曲を、Nina Simoneで知りました。
Bang Bang – My Baby Shot Me Down
ところで、Angelina Jordanは子どもの頃から活躍しています。このパフォーマンスも好き。
Amazing 8 Year Old Angelina Jordan Sings “Shot Me Down” Bang Bang On Norway’s Got Talent
ノルウェーのGot Talentに出た、7歳か8歳のときのAngelina Jordan。この曲を選んで、この表現力。鳥肌が立ちますね。世界観に引き込まれます。
この曲のオリジナルはCher(シェール)。ぜんぜん違う曲に聞こえますね。(この曲をどうやってあのように歌えるのか、驚異!)
追記。どうやらナンシー・シナトラのバージョンで歌ったようです。
Bohemian Rhapsody
それから時は経ち、13歳で、アメリカのGot Talentに出たAngelina Jordan。
おそらくこのときの映像が世界中で広まり、彼女の著名度に拍車をかけたと思われます。
Angelina Jordan – Bohemian Rhapsody – America’s Got Talent: The Champions One – January 6, 2020
Queenのボヘミアン・ラプソディーを、こんなふうにJazzyに歌い上げるとは。
そりゃあ、木村拓哉さんも、「ヤーバイ」とおっしゃるでしょう。(2020年09月27日Flow 第百十三回目 終わりのほう)
Suspicious Minds (Elvis Presley Cover)
たくさんの曲をカバーされていますが、どれも素晴らしくて。原曲を知らなくても、楽しませてくれます。
こちらはエルビス・プレスリーのカバー。この曲も知らなかったけど、とても好きな雰囲気で、静かで、切なさもあり、秋の夜長にもピッタリな気がします。ループ再生で聴いてます。
Angelina Jordan – Suspicious Minds (Elvis Presley Cover)
余談
最近よく思うことがあります。
天才に限らずですが、あまり多くのことを気にしないで表現することのできた、子どものころのパフォーマンスが、大人になるにつれて、さまざまな周囲の教育や情報などにより、小さなことを気にかけたり、余計なトレーニングを積んでしまったりして、精彩を欠いていくといったことがあるように思います。
運動であれ、歌であれ、さまざまなことに言えると思うのですが。
そして、確かにそういったことがある、という考えは、武道の達人のお話を聞いたり、身体の先生たちから学んでいくうちに、次第に自分の中で強まっています。
しかし、このAngelina Jordanという歌い手は、まるで歌うために生まれてきたかのように、年を重ねるごとに(まだ10代だそうですが)、その表現は熟し、妖艶な精彩を秘め、その内側から自然と溢れ出るような歌声の魅力を、強力に放ち続けています。
子ども時代のAngelinaが、少しかすれた声で歌い、ピュアな妖艶さを醸し出しているのも、とてもとても好きですが(なんというか、ふわっと体の余分な力が抜け切った状態で、最高のパフォーマンスを出している感じ)、いまのAngelinaの歌い方も好きです。
この曲も好きだし(Now I’m The Fool / Angelina Jordanの曲)
この曲も好きだし(Love Don’t Let Me Go / Angelina Jordanの曲)
この曲も好き(Bad Valentine)
これから私がアンジーといったら、Angelina Jordanのことなので、よろしくね(誰に言ってる?)
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